症状と治療について
超音波骨折治療(難治性骨折治療、偽関節治療)
当院では高額な医療費はかからないようにしています。 下腿骨折を超音波治療したうち平均96日で骨がつき、超音波治療してない人の平均154日よりも4割早く治ったと1994年アメリカで報告され、2003年国内でも、約3カ月過ぎても骨がつかなかった骨折98例のうち約7割は、超音波治療で骨がついたという報告がされました。 有名なのは、サッカーのベッカムや川口能浩、ヤンキースの松井秀喜選手などが骨折超音波治療器による治療を行ったことです。 超音波の強さは、内臓を調べる超音波検査装置と同じ程度で、方法も同様でゼリー状のものをつけ、骨折部にあてます。 電気刺激のようなものもまったくなく、負担なく治療が行えます。 難治性骨折には1998年より、医療保険適用が認められ普及が広まり、現在、2006年11月より適応が拡大されています。これまでに副作用の報告も聞いたことがありません。 早期治療・復帰の助けになると思います。 三笠貴彦