冬の寒さと頭痛の関係
冬の頭痛は下記のようなことかもしれません。
気温・気圧の変化
身体全体の冷え
冬頭痛にならないために
- 衣類などで首や肩を冷やさないようにしましょう
- 冬は運動不足になりがちです。適度な運動とストレッチを!!
- 入浴や蒸しタオルなどで、筋肉の緊張をほぐしましょう
- 体を温める食材を取り入れましょう
頭痛薬が手放せない人は一度病院へ
頭痛薬は月に数回程度の利用にしましょう。週2日以上、常用している人は、一度 当院にてご相談ください。
高熱・吐き気がある場合は、早めに診察をしましょう。
片頭痛
前兆は、頭痛より前に起こる症状で、キラキラした光、ギザギザの光(閃輝暗点)などの視覚性前兆が最も多くみられます。通常は60分以内に前兆が終わり、引き続いて頭痛が始まります。漠然とした頭痛の予感や、眠気、気分の変調などは前兆と区別して予兆といいます。
片頭痛発作は通常4~72時間続き、片側の拍動性頭痛が特徴です。頭痛の程度は中等度~高度で日常生活に支障をきたします。また、階段の昇降など日常的な運動により頭痛が増強することも特徴のひとつです。悪心(吐き気)、嘔吐を伴うことが多く、頭痛発作中は感覚過敏となって、ふだんは気にならないような光、音、においを不快に感じる方が多いです。
緊張型頭痛
緊張型頭痛は反復性(月に15日未満)と慢性(月に15日以上、3ヶ月を超える)に分類されています。各々、頭蓋周囲の圧痛を伴うものと伴わないものに細分類されています。頭痛は30分から7日間続き、圧迫されるような、あるいは締めつけられるような非拍動性の頭痛で、多くは両側性です。頭痛の程度は軽度~中等度で、頭痛のために日常生活に支障が出ることはあっても通常は寝込んでしまうようなことはありません。
緊張型頭痛の原因としては、口・顎部の機能異常、心理社会的ストレス、不安、うつ、妄想や妄想概念としての頭痛、筋性ストレス、頭痛に対する薬剤乱用などがあげられます。
群発頭痛
群発頭痛は片側の眼周囲~前頭部、側頭部にかけての激しい頭痛が数週から数ヶ月の期間群発することが特徴です。夜間、睡眠中に頭痛発作が起こりやすく、頭痛発作時には頭痛と同じ側に眼の充血や流涙などの自律神経異常に起因する症状を伴うことが特徴です。1回の頭痛発作は15分~180分で片頭痛と比べると短いのですが、2日に1回~1日に8回(大部分は1日に1~3回)といったように何回も発作が起こるのが特徴です。発作が群発する時期は群発期と呼ばれますが、それが終わると次の群発期まで発作が起こらない寛解期となります。一部の症例では寛解期がない、あるいは存在しても3ヶ月未満であるため非常に生活支障度が高くなります。このような症例は慢性群発頭痛と呼ばれます。
頭痛が不安な方は一度ご相談ください
- 脳神経外科:2階
- 担当医:小島 利彦医師
- 毎月 水曜日(※第2水曜を除く)に他院より担当医が来院し、診察を行います。
脳神経外科は、下記のような病気を対象としています
- 頭痛(片頭痛、群発性頭痛、緊張型頭痛など)
- 脳血管障害(脳動脈瘤、脳出血、脳梗塞など)
- 脳腫瘍
- 頭部外傷
- 認知症