皮膚科の疾患一覧【粉瘤】
粉瘤(表皮嚢腫、アテローム)
皮膚から皮下にかけて袋状の構造物ができ、本来皮膚から剥げ落ちるはずの垢や皮膚の皮脂が袋の中にたまってできる良性の腫瘍です。
類縁のできものとして、外毛根鞘性嚢腫や脂腺嚢腫などもあります。細菌感染などにより炎症が生じると、膿だまりになってしまい、切開排膿処置が必要になることもあります。
根治的治療としては、炎症がない間に、切除手術を行う必要があります。背部や臀部の小さい粉瘤の切除手術については、当科では主に冬季に行います。
ただし、大きさや部位によっては、当科では対応できない場合もあります。
»戻る