皮膚科の疾患【にきび】
にきび
症状として、白にきび、黒にきび、赤にきびに大きく分けられます。そのほか、膿がたまる膿疱性ざ瘡や、嚢腫様ざ瘡、集簇性ざ瘡などもあります。症状が増悪する因子として、ホルモンバランスの影響や、毛穴や常在菌や皮脂分泌など皮膚表面の状態、睡眠やストレスや栄養などの体の内側の状態などの影響を受けると言われています。
栄養バランスの取れた食事、規則正しい生活、肌に合ったスキンケア等が大切です。しかし、それらを心がけているにもかかわらず、にきびが生じてくることもしばしばありますので、治療を通じて、なるべくにきびができない良い状態を維持していきましょう。
治療としては、ベピオゲル、ディフェリンゲル、デュアック配合ゲル、エピデュオゲルなどの外用薬を使用します。使用のタイミングとしては、夜の洗顔や肌ケアを行った一番最後に外用します。にきびができやすい部分とその周囲に外用を行いますが、刺激感、かぶれ、乾燥などの副作用が出ることがありますので、開始時は少範囲から始めて、徐々に外用の範囲を広げていきましょう。刺激感が強い場合には、外用後15分〜1時間で洗い流すようにすることもあります。
また、ベピオゲル、デュアック配合ゲル、エピデュオゲルに含まれる過酸化ベンゾイルという成分は、毛や服を脱色してしまうことがありますので、毛や服などにつかないように、注意して外用ください。
重症度の高いにきびに対しては、抗生剤内服を行うこともあります。
また、当院ではにきび様の肌ケア製品(コラージュリペアにきび肌様)の販売も行っておりますので、診察時にお気軽に医師にご相談ください。
妊娠の可能性のある方や妊娠中・授乳中の方などは上記の薬剤が使用できませんが、安心してご使用いただけるアゼライン酸外用剤の販売もございます。
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