新横浜整形外科リウマチ科

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帯状疱疹とは

小児が水痘-帯状疱疹ウイルスにはじめて感染し、顕著化すると水痘になります。
このときウイルスは、顕性、不顕性にかかわらず、全身の神経節に潜伏感染の状態になってます。
坐骨神経痛
数十年後、加齢による免疫力の低下や過労をきっかけに再帰感染がおこり、知覚神経に沿って体の片側にまず強い痛み、 ついで紅斑、水疱が出現します。

体幹では帯状に体の半周を取り巻く皮疹(水疱)を形成することが多いので、帯状疱疹と呼ばれます。
3週間ほどで自然に治りますが、帯状疱疹後神経痛という痛みを残す場合や合併症を起こすことがあります。

症状

帯状疱疹の症状には個人差がありますが、多くは、はじめに皮膚に神経痛のような痛みが起こります。
体の左右どちらかに生じる痛みやかゆみを伴う発疹が特徴です。
痛みは、皮膚の違和感やかゆみ、しびれとして感じる程度から、「ピリピリする」「ジンジンする」「ズキズキする」「焼けつくような」痛みです。
その後、水ぶくれを伴う赤い発疹が帯状に現れ、徐々に痛みが強くなります。
しかし一方で、夜間はよく眠れたり、何かに集中していると痛みを感じなかったりするという特徴があります。
このような症状が3~4週間ほど続きます。

治療

帯状疱疹後神経痛は、症状や程度が患者さんによって違うため、決まった治療法はありません。
発疹や水ぶくれは治療を行わなくても治る場合もあります。
痛みは、薬物療法や神経ブロック、理学療法でかなり軽減されます。
帯状疱疹は頭部から顔面に症状が現れることもあり、目の症状として角膜炎や結膜炎、ぶどう膜炎などの合併症を引き起こすことがあります。
帯状疱疹はさまざまな合併症を引き起こすことが知られていますが、できるだけ早く治療を行うことによって予後を改善できる合併症もありますので、早めの受診が大切です

予防接種を

帯状疱疹にならないためには、食事のバランスに気をつける、睡眠をきちんととるなど、日頃から体調管理を心がけることが大切です。
50歳以上の方は、ワクチン接種で予防することができます。

帯状疱疹のワクチン接種については、当院にご相談ください。

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