肩関節不安定症とは
肩関節不安定症とは、何らかの原因(使いすぎ、外傷等)により、関節が安定しなくなった状態をいいます。
肩関節不安定症は、組織的な問題と機能的なものに分けられます。
- 組織的な問題:腱板、関節唇、骨、軟骨などの故障や障害から起こるもの
- 機能的な問題:腱板や筋肉、関節などの機能面の低下から起こるもの
原因
脱臼などの外傷で障害されたり、生まれつき関節が不安定であったり、機能のバランスが崩れることにより肩関節が安定しない状態になります。
肩関節不安定症の治療
急性期は安静、ストレッチ、痛み止め・湿布の使用、物理療法などを行います。
回復期はリハビリテーション(筋力強化、ストレッチなど)の機能回復を行います。
またリハビリでは再発予防の指導も適宜行います。
急性期に自宅でできるセルフケア
肩から肋骨の筋肉にかけてのストレッチ
①テーブル等にタオルを広げた状態で正面に椅子に座ります。②手をタオルの上に置き、タオルをテーブルの上を滑らせるように前方へ滑らせます。
この時、息を吐きながら動いていきましょう。10回2セットを目安に行います。
痛みが出ない範囲でゆっくりとストレッチをしましょう。