足底筋膜炎・MTP関節炎とは
足底筋膜炎とは、足の指の付け根からかかとまで、足の裏に膜のように張っている腱組織・足底筋膜の炎症や小さな断裂により生じます。
原 因
使いすぎ(腱組織~繰り返しの索引動作)や外傷などによる筋膜の断裂で、扁平足があると起こりやすくなります。
【偏平足とは】
扁平足とは、 生まれもった骨の形や後脛骨筋腱の機能(筋力・柔軟性)低下により、足のアーチがなくなってしまう状態です。初期には足の扁平足化は目立ちませんが、しだいに変形が進むと関節の変形・足趾の変形を生じます。
足底筋膜炎・MTP関節炎の治療
新しい治療法として、集束型衝撃波で、痛みを感じる神経を減少させながら、周辺組織の再生を修復させる治療法があります。
急性期は安静、装具固定、ストレッチ、痛み止め・湿布の使用、ステロイド注射、物理療法などを行います。
回復期はリハビリテーション(筋力強化、ストレッチなど)の機能回復を行います。
またリハビリでは再発予防の指導も適宜行います。
当院では、切らない治療として、体外衝撃波をおすすめしております。また、6カ月以上も症状が改善しない難治性足底腱膜炎には保険適応が可能です。

急性期に自宅でできるセルフケア

【足底のストレッチ】
伸ばしたい足を反対側の膝にかけ、片手でかかとを押さえながらもう一方の手で足の指を持ち、足の裏を反らします。