6月はリウマチ月間です。
2023年6月1日

関節リウマチをはじめとする関節炎を有する病気は、梅雨時に悪化することが多いです。
次のようなことに注意して、梅雨と暑い時期を乗り越えましょう。
- 日射しと紫外線対策:
夏は日射しが強く、紫外線の影響も大きくなります。リウマチ患者は光線過敏になることがありますので、外出時には日焼け止めクリームをこまめに塗り、帽子や長袖・長ズボンなどの適切な衣服で肌を保護しましょう。また、紫外線の強い時間帯(午前10時から午後4時まで)はできるだけ避け、涼しい場所で過ごすように心掛けましょう。 - 適度な水分補給:
夏の高温多湿な環境では、水分不足になりやすくなります。リウマチ患者は、体内の水分が不足すると関節の炎症や痛みが悪化する場合がありますので、こまめな水分補給が重要です。水やスポーツドリンクを定期的に摂取し、脱水症状を予防しましょう。 - 適切な運動と休息:
夏は気温が上昇し、体力を消耗しやすい季節です。リウマチ患者は適切な運動を継続することで関節の柔軟性や筋力を維持し、症状の改善につながります。ただし、暑さによる体力の低下や疲労を考慮し、無理な負荷をかけず、適度な休息を取るようにしましょう。運動前後には十分なストレッチやウォーミングアップ、クールダウンを行うことも重要です。 - 快適な環境作り: 暑さや湿度の高い環境はリウマチの症状を悪化させることがあります。屋内ではエアコンや扇風機を使って涼しい環境を保ち、快適に過ごしましょう。また、湿度の高い場所や冷房の直風を避けることも大切です。
- 薬の管理と定期的な診察:
リウマチ患者は定期的に医師の診察を受けることが重要です。夏の季節変化に伴い、症状や薬の効果に変化が生じることがあります。薬の適切な使用と管理を行い、必要な場合には医師と相談しながら調整しましょう。